高校生は何時までアルバイトできる? ~未成年の労働について~

高校生など、18歳以下の人が働く場合は労働基準法によって一部の制限があります。

高校生たちはなぜ働く?

アルバイトをしたいという高校生の数は少なくなく、雇う側も高校生が働くことを認めている事業所も存在します。なぜ高校生たちはアルバイトをするのでしょうか?

阿部
「そうした中、先月(1月)千葉県内の16の高校で行われたアンケートでは、回答した生徒のうち、アルバイトをしていたのはおよそ3割。
そのアルバイトの目的をたずねたところ、『生活費のため』と答えた生徒が半数に上りました。」

和久田
「また、ひとり親家庭に関して、厚生労働省が去年(2016年)行った調査では、アルバイトをしている高校生の3割以上が『一部もしくは全額を家のお金』、つまり家計に組み入れていることがわかりました。」

引用:高校生のアルバイト 働く目的は… – NHKニュース おはよう日本

アルバイト代をお小遣いに使う人もいれば、家計を支えるために生活費を入れるという人もいるようです。高校生のアルバイトに関する詳細なデータは統計がないために明確な情報はわかりませんが、千葉県で行われたアンケートでは回答者の約3割がアルバイトをしているという結果が出ています。

未成年の労働制限

まず、全体的に以下のような基本的制限があります。

  • 夜勤の禁止(22:00~5:00の間)
  • 変形労働時間制の適用禁止
  • 残業(1日8時間、1週間40時間以上の労働)、休日出勤禁止
  • 危険な仕事の禁止(毒物を扱う仕事など)

これに加えて、事業所は年齢を証明する書類を備え付けなければならないため、未成年の人が働くときは必ず身分証明書の提示を求められるはずです。(たいていは学生証があれば事足りるでしょう。)

そのうえで、年齢による例外規定が存在します。

高校生のきまり

高校生の例外的な決まりとしては、まずは深夜労働が特定の状況のみ認められています。

  • 16歳以上の男性は交代制を導入していれば深夜労働可能
  • 16歳以上の女性は交代制を導入していてなおかつ事業所が労働基準監督署長の許可をもらっていれば22:30まで労働可能
  • 農林水産業、保健衛生業、電話交換業務は深夜労働可能

変形労働時間制に関しても条件を満たせば導入することが可能です。そうなった場合、1日最大10時間の労働時間の可能性が生まれます。

中学生の決まり

基本的にアルバイトできません。中学生にも例外的な決まりがありますが、高校生に比べると事業所がアルバイトをさせるための条件が非常にめんどくさくなるため、中学生向けの求人が一般に公開されていることはまずないでしょう。

小学生の決まり

小学生もアルバイトはできません。例外的な決まりはありますが、「映画、演劇の事業」のみしか許されていません。(テレビで子役を見かけることがあると思いますが、それはこの例外規定に当てはまるからです。)

高校生のアルバイトの壁

ここまで未成年の労働制限に関して説明してきましたが、法的には条件を満たせば(男性のみですが)深夜に働くことも可能となっています。

しかし、実際に高校生のアルバイトを受け入れるかどうかは事業所にゆだねられているため、あまり求人として見かけないということも多いと考えられます。(アルバイトを雇うなら、制限がさらにゆるい大学生向けに募集する事業所もあると思います。)

また、高校生のアルバイトは学校が校則によって禁止している場合もあるため、高校生がアルバイトをするときの一番の壁はここかもしれません。

中学生や小学生は特殊な家庭でない限り、アルバイトをするのはまず無理でしょう。

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