倒産しそうな大企業を調べることはできるか?

大企業と倒産についてまとめていきます。

大企業は安定していると言われている

中小企業と大企業、どちらが安定しているかと言われたらほとんどの人は大企業と答えるでしょう。

しかし、景気が必ずしも安定していない現代ではたとえ私たちが知っているような有名企業であっても倒産するケースがちらほらあり、大企業も安定していないという意見も出てきているように感じます。

「倒産」するときってどんな時?

会社が倒産するのはどんな時と聞かれたときに、それを単純に答えるならば「会社のお金が無くなった時」と言えるでしょう。逆に言えば、会社が豊富な資産を保有していればたとえ赤字続きであったとしてもその資産を売却することによって倒産の危機を避けることができます。

大企業が比較的安定しているのは、この資産を中小企業よりも多く保有しているからです。

上場企業ならば会社のお金を見ることができる

大企業の中でも、東京証券取引所に上場している企業の資産内容は外からでも見ることができます。もしこの数字があまり良くない場合、もしかしたらその会社は少し危ないかもしれません。

具体例:全日本空輸株式会社(ANA)の場合

参考資料 平成29年3月期の決算短信より

ANAも親会社のANAホールディングスが上場していて、子会社であるANAもその資産内容を見ることができます。

ANAの平成29年の3月末の情報では、ANAの資産額は約2兆3144億円、そのうち負債額(借金など)は約1兆3902億円、そして純資産、つまり自由に使うことのできる資産が約9241億円あります。

重要なのは金額の大きさではなく、過去数年間からの推移です。特に純資産の部分が増えているのか減っているのかに注目してみましょう。

資産に占める純資産の割合は自己資本率と呼ばれ、一般的に高い方がお金の状況はいい状態と言えます。もちろん、1社だけでなく、同業他社と比較してみることも大切と言えます。

資産
約2兆3144億円
負債(借金)
約1兆3902億円
純資産
約9241億円
(自己資本率:約39%)

会社がどれくらい儲けているのかも参考資料から見ることが可能であり、ANAの場合は平成28年4月~平成29年3月までの間に1兆7652億円の売上が発生して、そこからいろいろな費用を差し引きした結果、1403億円の儲けが出ていることがわかります。

黒字が続けば続くほど会社にお金が集まり、自己資本率も上がっていきます。

倒産しそうな会社は自己資本率が0%に近くなっているかも?

細かいことはまた別の記事で詳しく説明したいと思いますが、倒産しそうな会社、つまり「会社のお金がなくなりそう」な会社はこの数字を見た時に、年度が経つにつれて自己資本率が0%に近い数字になりかけていると考えらます。(場合によってはマイナスになっている場合も)

どのくらいの自己資本率があれば会社が安定しているのかは業界によって異なるため、一概に何パーセントとは言えませんが、同業他社と比べた時に明らかに自己資本率が低いと思った場合、その会社に何が起きているのかを詳しく調べてみるとよいのではないかと思います。

ちなみに、上場していない企業などはこういった情報を得ることが難しくなるため、実際にその会社が安定しているのかは最悪入ってみないとわからない・・・ということも考えられます。

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